ポリカーボネート（PC）

今回は代表的なエンジニアリングプラスチックフィルムである、ポリカーボネイト（PC）について
お話します。

透明性?耐衝撃性?耐熱性?耐候性?難燃性などに優れています。身近な製品では、
カーポート（駐車場の屋根）?スーツケース?家電製品の印刷銘板?哺乳瓶などに使われています。

當社で加工する部品は、電気用品安全法の規格（絶縁性能の保持や火災の危険源からの保護など）を
満たす為の材料として絶縁カバーや表示パネルのカバーなどに使用されています。

フィルムの種類として、表面が物理的に光沢?マット処理されたもの、反射防止?ハードコートなど
コーティングされたもの、PC自體に色を著色したものなどがあります。

加工性は、
①トムソン型による抜き加工は寸法も安定しており良いのですが、厚みが厚くなると金型
で抜くことになります。
②曲げ加工は、當社の熱曲げにより角度の安定性はよいですが、曲げた部分が若干
白化し白っぽくなってしまいます。
③両面テープの接著性もよくPCと両面テープを複合させて使用することも多いです。
④レーザー加工すると切斷面付近が黃色く変色し透明性が損なわれます。

當社は様々なプラスチックフィルムの加工経験がございますので、プラスチックフィルムの加工
でお困りでしたら、是非お問合せください。