光學フィルム加工

光學フィルムの外形加工は、年々外観要求品質が厳しくなってきています。
特に、クラック、ダレによる白化、糊かけによるギラツキになります。

當社は、フィルム基材、コーティングの種類により
最適な加工方法を選択し加工を行います。

～プレス打抜き加工～
型を使用して、異形の形にプレス機で打抜きをする加工方法です。
刃がフィルムに圧力を加えることで、フィルムが変形しハードコート層に
クラックが発生したり可塑性変形の部分がダレとなり白化が発生します。
（フィルム基材によっては、フィルム厚み內にクラックが発生）
また、粘著層にも圧力が加わり、粘著剤の変形や製品外側のカス取時に
粘著剤の欠けが発生します。
このような現象を防止する為に適切な型を選定致します。
コストは、連続加工が可能なので安くなります。

～切削加工～
エンドミルにより、材料を切削して異形の形に加工をする方法です。
材料にかかる圧力はプレスよりも少なく、変形が生じにくいです。
この為、フィルムの白化や糊変形?糊欠けも発生しにくいので外観不良が
少ないです。
切削加工は削りカス発生しますが、當社は専用のカス除去方法を確立し
製品へのカス付著（異物）の除去が可能です。
コストは、複數枚重ねてバッチで加工する為高くなりますが
製品サイズが大きくなるとプレス加工と同程度のコスト対応が可能です。

～レーザー加工～
レーザー光でフィルムを溶かして異形狀に加工をします。
材料にかかる圧力はありませんが、材料を溶かすので
溶けたフィルム（ヒューム）が切斷面付近に殘りますが、クラック?糊かけ
は発生しにくくなります。
コストは、１枚づつ加工する為高くなります。

光學フィルムに関するご質問がございましたら、お気軽にお問合せください。